2026年06月28日

ペルシャ絨毯に関する考察 vol1

エルムコートへの日頃のご愛顧感謝申し上げます。

当店で取り扱うペルシャ絨毯は、現在イランで制作されているペルシャ絨毯ではなく
1979年のイラン革命前後に制作されたピースを中心に20世紀に織られたペルシャ絨毯を    セレクトし取り揃えております。

現在制作されているペルシャ絨毯にも当然よいものはありますが
材料費、人件費、織子さん不足などの状況の変化により、品質と価格のバランスが
とりずらい状況下になってきております。

またその一方で「古いだけ」の低品質な絨毯をヴィンテージという形容詞で崇めることにより    首をかしげるような価格で販売している業者がいることは悲しい限りです。

ペルシャ絨毯、建築などのペルシャの文化に力を注いでいたパーレビ朝時代に
制作されたウールなどの素材、染色の美しさと、織りの技術を画像や文章で
お伝えする事はなかなか難しいのですが、今後少しずつ情報発信をさせて頂き
絨毯選びの一助になればと思っております。

第一回目の「ペルシャ絨毯に関する考察」では当店の在庫のナイン産ペルシャ絨毯と近作との比較を 客観的に行ってみようと思います。

下の画像はナイン産6la(縦糸が6本の細糸からなる細かい織り)。右側のドザールサイズは1970年頃に制作、左側のザロチャラクサイズは近作となります。

ボーダー、サブボーダーのパロメット文様の意匠の細かさ、エスリムのスパイラル                             サブボーダーの作りこみに大きな違いが感じられます。画像では表現することが難しい       「色の深み」は当店にてご確認ください。

絨毯を裏側から撮影してみました。

絨毯選びの際に、裏を見て織りの細かさを見て品定めをするように。。とよく言われますが      裏側の表面を「撫でてみる」のも重要です。均一のテンションで丁寧に織り込まれた上質なピースの 裏側は凹凸が少なくスムーズです。

↑2枚はメダリオン付近。織りの細かさ、糸質はもちろんのこと、曖昧な表現ではありますが     絨毯の「佇まい」に大きな違いがあるように感じられます。                    2枚共に当店にございますのでぜひご覧くださいませ。

続きまして、下の画像はナイン産9la(縦糸が9本の細糸からなるゆったりとした織り)。

右側のドザールサイズは1970年頃に制作、左側のポシティサイズは近作となります。

↑の2枚も当店にございますので、絨毯選びの一助にぜひご覧ください。

↓は当店在庫のナイン産の絨毯(制作1970~2000年頃)。                  お部屋に合わせて他のピースもお取り寄せも可能です。当店詳しくは当店HPよりご覧下さいませ。

情報過多の時代、、「年代が古い」「デザインが珍しい」などのファクターのみにフォーカスせず    心から「美しい」、「長年愛用したい」と感じて頂く「時を重ねたペルシャ絨毯」を当店では取り扱いたく思っておりますので、お気軽にご来店、ご相談くださいませ。

2026年06月28日 | Posted in ペルシャ絨毯, Blog, ギャッベ以外のカーペット | | Comments Closed 

関連記事